
みなさんこんにちは!
株式会社Flapjackの更新担当の中西です!
さて今日は
flapjackのよもやま話~3D図面~
ということで、舞台設営業者にとっての3D図面の重要性とその可能性を、実務目線で深堀りしていきます。
舞台設営と聞くと、華やかな演出の裏側で繊細な準備が求められる仕事を想像されるかもしれません。その中で近年、「3D図面」の活用が急速に進んでおり、現場の効率・安全性・創造性を大きく向上させています。
従来の2D図面では平面情報が中心で、実際の舞台空間や動線、照明の陰影などが伝わりづらいという課題がありました。これに対し、3D図面では舞台空間を立体的に再現することで、設計意図をより直感的に伝えることが可能になります。
舞台装置や背景パネルの配置を3Dで確認
照明の陰影や動線の干渉を事前にチェック
客席からの見え方までシミュレーション可能
立体的なビジュアルで装置の構造や搬入経路を共有できるため、現場でのミスや手戻りが減少します。
演出家や主催者と事前に完成イメージを共有できることで、確認・修正のやり取りが効率化されます。
舞台設営には高所作業、重量物の移動、狭所作業などのリスクが伴います。3D図面を活用することで、事前にリスクポイントを可視化し、対応策を検討できます。
吊り物の干渉チェック
足場やトラスの構造安全性の確認
動線・避難経路のシミュレーション
3D図面は、単なる設営の図面ではなく「演出そのものの一部」としても活用されています。
プロジェクションマッピングの投影位置を正確に設定
可動式装置やギミックとの連携検証
照明・音響プランとの統合設計が可能
これにより、演出家や照明技師、音響オペレーターが同じ情報をもとに作業を進められるため、舞台全体の一体感が向上します。
専用ソフト(Vectorworks, SketchUpなど)の学習コスト
PCスペックやCAD技術者の確保
初期導入コスト
今後は、AR・VRとの連携によるリアルタイムな舞台空間の仮想体験、クラウドでの共同編集など、さらに進化した「スマート舞台設営」が現実のものになるでしょう。
3D図面は、単なる図面の進化ではなく、「舞台づくりの質」を大きく変える可能性を持った技術です。効率、安全、演出、すべてを支えるこのツールを、舞台設営業界がいかに活かすかが今後の鍵となります。
私たちflapjackでは自社の資材を使い丁寧に設営等を行っています!
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