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こんにちは、株式会社Flapjackの溶接チーム アルサランです。
今回は前回の予告でお話ししました実際に使っている溶接機と作業工程についてのご紹介になります!

こちらは、flapjackの現場で活躍しているPanasonic製の半自動溶接機「YD-160SL7」です。
スチールやステンレスなど、幅広い材質に対応できるコンパクトなモデルで、精度の高い溶接を支えてくれています。
半自動溶接(MAG/CO₂溶接)は、ワイヤが自動で送り出されるため、溶接速度が速く、安定したビード(溶接の筋)を形成できるのが特徴。
特に薄板の溶接では、熱のコントロールが難しいのですが、このYD-160SL7は電流やワイヤ速度の調整が細かく設定できるため、焼けや歪みを最小限に抑えることができます。
現場では、部材の厚みや形状に合わせて、溶接電流を調整しながら使用しています。
この溶接機はサイズも扱いやすく、細かい部品の製作や現場での修正作業にも最適。
Flapjackの製品は、図面どおりの精度と仕上がりを実現するために、ひとつひとつの工程を丁寧に進めています。
実際の製作工程の流れと、現場で大切にしているポイントをご紹介します。
作業を始める前に、どのように分割して進めるか、どの工程を優先するかをしっかり検討します。
とくにR(曲面)形状の部品は加工や位置出しが難しいため、あらかじめ段取りを決めておくことが重要です。
鋼材の中に部材を差し込む場合は、鋼材の厚みやクリアランス(すき間)も計算。
一般的には0.5〜1.0mm程度のクリアランスを取ることで、溶接時の歪みを抑え、仕上がりを美しく保ちます。
① 図面確認と切り出し
まず図面を見ながら、必要な部材を正確に切り出します。ここでの精度が後の工程にも大きく影響します。
② ゲージの作成(基準づくり)
基準となるゲージを製作し、角度や向きを確認。組立時の基準となる大切な道具です。
③ 点付け溶接(仮止め)
仮付けで形を整え、水平・ねじれを確認します。ここでズレを直しておくと、後の修正が少なく済みます。
④ ターンバックルで微調整
「カネ(直角)」を見ながらターンバックルで微調整。見た目以上に細やかな感覚が求められる工程です。
⑤ 本付け前の全体確認
本溶接に入る前に、全体の位置や角度をもう一度確認。小さな確認の積み重ねが、高精度を支えています。
⑥ ターンバックル取り外し・仕上げ
本付け後はターンバックルを外し、擦り合わせなどの仕上げを行います。
⑦ 本溶接・最終確認
溶接後には再度カネを確認し、歪みやズレがないか丁寧にチェック。
⑧ 完成!
最後に外観と寸法を確認して完成です。
flapjackの製造現場では、どんな制作物でも「図面どおり+αの仕上がり」を目指しています。
そのために欠かせないのが、日々の確認と、職人たちの“感覚の精度”。
溶接機の性能を最大限に引き出しながら、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねることで、お客様に安心して使っていただける製品づくりを行っています。
次回は、実際の溶接作業中の様子や検査工程の風景を写真とともにご紹介予定です。
ぜひお楽しみに!