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おはよう、こんにちは、こんばんは、お疲れさまです
株式会社Flapjack(フラップジャック)施工課の榮田(サカエダ)です
今回は、この業界の中で大道具が一番楽しい理由を簡単にお話ししたいと思います。
あくまでも僕の主観ですので、他セクション(コンサートに携わる他の業種をこう呼びます)が面白くない仕事では決してありません
むしろ、本番中のやり甲斐なら他セクションの方があると思っています。
では、なぜ大道具が一番楽しいかと言うと
設営から撤去にかけて、他を圧倒するやる事の多さです
照明さんなら、機材吊ったり置いたりしてステージを照らす
音響さんなら、機材吊ったり置いたりして音を響かせる
本職さんが読んだらそんなもんじゃない、もっといっぱい細かい事あると言われちゃうかもしれませんが
ざっくり業種名聞いたらなんとなくでも、どんな仕事をしているのか分かると思います
それに引き換え、大道具は大工さんみたいなモノと思われがちですが、
ことコンサートの大道具は・・・
ドームでの作業で簡単に説明しますと
センターやステージの位置などの墨を出します
芝生など既存を床を傷つけないよう、ステージの下になる所や溜め場になる所全体にコンパネをひきます
天井にモーターを吊れなので、吊れる様に大きな柱と梁を組みます
モーターでトラスと言う吊り部材を吊って、それに照明、スピーカー、LEDなどを吊ってあげたり、飾りや幕なども吊ります
吊り作業が落ち着いたら、ステージになる台を組み、その床にカーペットなど敷物を敷き、ステージ上にも台を組んだりパネル等の飾りを仕込んだりします
後、フロートやトロッコを飾ったりディレイタワーと言う物も客席側に建ててます
本番中は、幕を落としたり、モーターを動かして場面を変えたり、ポップアップと言う機構で台下から演者を登場させたり、タイヤの付いた台をごろごろしてセットチェンジしたり、トロッコを客席の方まで押して行ったり
他にもこっそりステージの床をめくって階段かけてたりと色々な事をしています。
そして撤去はその全てをバラすと・・・
色々な事をするのがまず楽しい。
大道具の作業で会場の景色がどんどん変わって行くのは見ていても楽しいと思います。
上に書いた様にやる事いっぱいなので、正直大変ですが
ただ、どんな会場でも必ず毎回上記の事を全てする訳でもありません
その中の一つしかやらないって時もあったりします
その落差も楽しいのです
大変な方が出来上がった時の達成感がありますが、余裕を持って着実に仕上げて行ける様な現場にもやり甲斐はあります
だいぶざっくりですが、僕がこの仕事を楽しんでいると言うことが伝われば幸いです
次回からは本番中にどんな事をしているのか、一つ一つ解説して行こうかと思いますので、楽しみにして頂けると嬉しいです