ブログ|株式会社Flapjack

オフィシャルブログ

flapjackのよもやま話~“ゼロの空間”~

みなさんこんにちは!

株式会社Flapjackの更新担当の中西です!

 

~“ゼロの空間”~

 

「大道具・舞台設置」と聞くと、力仕事・裏方・地味…そんなイメージを持たれることもあります。ですが実際は、ステージに立つ出演者と同じくらい、観客の心を動かす“景色”をつくる仕事です。たった数時間前まで何もなかった空間が、照明や音響と連動し、観客が息をのむ舞台へと変化する――その変化の中心にいるのが、大道具・舞台設置の現場です。

1. 目の前で「世界」が立ち上がる快感

大道具の醍醐味は、図面や指示書の線が、現場で立体になっていくところにあります。床に墨出しが入り、平台や箱馬が組まれ、骨組みが立ち、壁が張られ、階段が生まれ、時には巨大なセットが“出現”する。
この瞬間の高揚感は、経験した人にしか分かりません。しかもそれは、単に構造物を建てるだけではなく、「物語の舞台」「アーティストの世界観」「イベントのコンセプト」を現実に引き出していく行為。創造性と技術が同時に求められるからこそ、完成したときの達成感は格別です。

2. “縁の下”ではなく、“主役を支えるプロ”という誇り

舞台は出演者が輝く場所。でも、その輝きを成立させるために、舞台面の安全、動線、転換の速度、セットの強度、見栄え、仕込み時間の精度など、無数の要素が裏側で噛み合っています。
例えば、数分で行われる舞台転換。観客は一瞬の演出として見ていますが、裏側では「どのタイミングで」「どこを持ち」「どこで回し」「どこに収めるか」まで緻密に決め、リハーサルを繰り返し、当日を迎えます。
“見えない部分”にこそ、技術者としての腕が出る。ここに、大道具・舞台設置の誇りがあります。

3. チームで勝ち取る一体感――現場の「連携」が成果を決める

舞台は一人でつくれません。演出、制作、舞監、照明、音響、映像、衣装、出演者、会場スタッフ…多くの人が同時に動きます。大道具・舞台設置は、その中心で“現場の整合”を取る役割を担うことも少なくありません。
時間が押す、急な仕様変更が入る、搬入口が想定より狭い、床養生の条件が厳しい…現場ではイレギュラーが当たり前。そんな中で、関係者と会話し、落としどころを見つけ、最短で安全に成立させる。
「よし、いける。回るぞ。」
この一体感は、スポーツの試合に近い熱があります。終演後、誰かがぽつりと「今日、完璧やったな」と言う。その一言で、疲れが報われる。これも大きなやりがいです。

4. “安全”を守る責任が、仕事の価値を高める

舞台は高所作業、重量物、暗転、転換、可動セットなど、危険要素が多い現場です。だからこそ、大道具・舞台設置には「安全を設計する力」が求められます。
ビスの本数や位置、補強の入れ方、アンカーの取り方、荷重の考え方、手すり・落下防止、養生、導線確保。どれか一つでも欠けると事故につながる可能性がある。
つまり私たちは、舞台の感動だけでなく、出演者・スタッフ・観客の安全まで支えている。責任が大きい分、プロとしての価値が高く、誇りにも直結します。

5. “リカバリー力”が身につく――どんな現場でも通用する仕事術

大道具・舞台設置の現場では、トラブルや変更が日常茶飯事です。だから自然と、

  • 優先順位の付け方

  • 限られた時間での段取り

  • 代替案を複数持つ思考

  • チームへの伝達力

  • 失敗を最小化する判断
    が鍛えられます。
    「想定外が起きても、崩れない」人材になっていく。これは、人生や他業種でも大きな武器になります。

6. 完成した舞台を客席で見たとき、心の底から報われる

仕込みの朝は早い。搬入は重い。時間はシビア。撤去は一瞬。体力も集中力も要る。
それでも、客席から舞台を見たとき――
照明が当たり、セットが生き、出演者が輝き、観客が笑い、泣き、手を叩く。
「あの階段、俺らが組んだやつだ」
「この壁、目線の抜け方が最高に決まってる」
誰にも気づかれなくてもいい。舞台が成立していることが、答え。
この“静かな誇り”が、大道具・舞台設置という仕事を続ける原動力になります。

大道具・舞台設置は、感動の土台をつくる仕事

大道具・舞台設置のやりがいは、派手さではなく「本物の手応え」にあります。
ゼロの空間を世界に変える。安全と美しさを両立する。チームで舞台を成立させる。
その積み重ねの先に、観客の拍手と、終演後の達成感が待っています。


私たちflapjackでは自社の資材を使い丁寧に設営等を行っています!

そして、一緒に縁の下の力持ちになってくれる仲間を募集しています!

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振り落とし購入しました 榮田

株式会社Flapjack(フラップジャック)施工課の榮田(サカエダ)です

題名に書きましたが、弊社でも振り落としの機械を購入しました

ですので今回は振り落としについてお話ししようかと思います

 

コンサートをご覧になる方なら『振り落とし』と聞いただけで分かる方もいらっしゃるとは思いますが

振り落としとは、主に飾った幕を落として奥に隠れたアーティストやステージを登場させる演出や、機構の事を言います。

機構としての『振り落とし』は我々は『ソレノイド』と言う事が多いです

それは機械の構造の名称で、振り落としの為だけの構造というわけではないのですが、たぶんコンサート業界でソレノイドが機材のメイン機構という物は振り落としくらいなもので、尚且つ振り落とし機の仕組みの主流なので

ソレノイドといえば振り落とし機の事だと大抵の業界人は判断します

 

演出としての『振り落とし』ですが

コンサートに行ったら、ステージが幕で隠れてて、それをスクリーンとして映像が映ってて、本番が始まったらその幕が落ちてアーティスト登場と言うシーンを見たことあるのではないでしょうか

この演出が一番多いと思います

それに一番盛り上がりますね

その時、大道具が何をしているかと言うと

スイッチを押すのと幕の回収です

機械なのでスイッチを押すと幕が落ちます。ボタン押す前などは一発物なのでかなりドキドキしますね

 

後、落ちた幕を回収するのですが、

袖に幕が引きずり込まれていったり、スタッフが出てきて抱えてはけて行ったりする所を見たことはありませんか?

その黒子みたいな人が大道具です

規模によっては色々なセクションの方にも手伝ってもらいますが、見かけたら大道具だと思って下さい笑

ゼップやホールと呼ばれる会場だとたまにあるのが、

開演と同時に暗転。その時に幕を落として、ライトが付いたら落ちた幕がステージから消え去っている

色々方法はありますが僕が良くやる方法は、幕の真ん中を抱えて袖に走り込む方法です

一度幕を踏んでしまって転んだので、そのまま体に幕を巻き付けて凌いだ事もありました

開演直前アーティストがスタンバイする中で、一番真ん中の一番前にいるのが僕。気まずいです笑

でも、ちょっと面白そうじゃないですか?

そんな事出来るのも大道具の醍醐味ですね

もし興味が湧いたら、ぜひ大道具を体験しに来てください

 

ハコウマ

FJ加藤です。

弊社で、箱馬を製作してみました。

写真のものはまだ製作途中なのですが…ボンドが乾いたら軽く磨いて黒く塗装します。

箱馬とは、写真のような板を箱状に貼り合わせたものなのですが、舞台業界では色々な用途で使われます。

ちょっとした作業台や足場になったり、舞台のかさあげや階段にもなったり。

もちろんイスにもなったりします(笑)

 

箱馬1つとっても意外と奥が深く、会社ごとにいろいろ違いがあります。

箱状のものならなんでもよさそうと思われがちですが、意外と図面を見ながら考えることがいっぱい。

弊社では他の資材サイズとの兼ね合いも考え、縦横奥行きのサイズを考えています。

また、軽量化のために12mmコンパネを使うのはどうか?薄くなる分強度はどうか?

箱の中に補強を入れたほうがよいだろうか?

持ち運びは、写真のように穴を開けて持てるようにしているタイプにするか、

箱状に貼り合わせる際に、コンパネに隙間を開け貼って持てるようにするタイプか、

 

などなど。

意外とこだわると考えることいっぱいです(笑)

 

とりあえず私のアイデアは、会社ロゴをレーザーで彫刻してみました。

ロゴを上からスプレーしてるわけじゃなく、ほんの少し掘ってるんです。

上からロゴをスプレーしたものだと、傷がついた際に消えやすかったりしてしまうので、

また、現場ではいろいろな会社さんが入り混じっていることが多いので、

資材が入り混じっても一目でFlapjackの箱馬だと分かるように、

そしてロゴが消えづらく、オシャレ(笑)にしてみました。

彫刻してくれる業者さんを探そうかな〜と考えていたところ、

代表がいつのまにかレーザー彫刻機を導入してくれてました(笑)

また1つオモチャがふえた!(笑)

まだまだレーザー彫刻機は使いこなせていないのですが、オシャレにできたんじゃ無いかなと思います(^_^)/

 

今後もいろいろなものにレーザーしちゃおうかな〜なんて企んでます(笑)

将来、現場に行ったら「あらまこんなところにもFJロゴが」なんてことがあるかもしれませんね〜。

 

鉄工チーム × 木工チームの連携現場 ーFlapjack溶接工場より

こんにちは、株式会社Flapjackの溶接チーム アルサランです。

いつもFlapjackのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、鉄工チームと木工チームが連携して制作している現場の様子を、少しラフにご紹介します!

まず鉄工チームは、制作物の骨組みづくりからスタート。

図面をもとに骨図を作成し、必要な鋼材の数出しを行います。

骨図が完成したら、そこから図面をプリントしていよいよ切り物スタートです。

枠用と立ち上げ用(足)の鋼材を切り、枠から制作。

枠を組み、足を立ち上げて点付け。

箱状にしてカネ(直角)を見ながら全体のバランスを調整していきます。

本溶接後は寸法チェックまでしっかり行い、次工程へバトンタッチ。

そしてバトンを受け取るのが木工チーム。

図面を確認して、使うコンパネを準備。

鉄骨の寸法をチェックしながら大まかにカットして、角に合わせて調整していきます。

インパクトでビス打ちして貼り込み、ルーターで鉄骨にぴったり合うように仕上げカット。

完成後は木屑を掃除して溶接部分もチェック。

最後に合判を貼って、制作物は完成です!

作業が終わったあとは、制作物をまとめて作業場の掃除と片付けまで。

「つくって終わり」じゃなく、現場をきれいにして次の仕事につなげるのもFlapjack流です。


ちょっと一言 ☕

鉄と木、それぞれ専門は違いますが、

チーム同士で声をかけ合いながら進めることで、

ひとつの制作物が形になっていきます。

flapjackのよもやま話~「舞台は劇場を飛び出した」️✨~

みなさんこんにちは!

株式会社Flapjackの更新担当の中西です!

 

~「舞台は劇場を飛び出した」️✨~

 

戦後、日本社会が復興し、娯楽が広がる中で、舞台は劇場だけのものではなくなっていきます。
テレビ、イベント、コンサート、テーマパーク、展示会…。
人が集まる場所には「見せる空間」が必要で、大道具・舞台設営の領域は一気に広がりました✨

戦後以降の変化を中心に、「大道具・舞台設営業がどう進化してきたか」を追いかけます!


1. 戦後復興と劇場文化の再出発️

戦後、日本は娯楽を求め、劇場や興行が再び動き出します。
演劇、歌舞伎、新派、新劇、レビュー…。
公演数が増えれば増えるほど、舞台装置の需要も増えます。

この時期に重要なのは、
**“安定した興行を回すための体制づくり”**です。

  • 製作工房の整備

  • 搬入・搬出の効率化

  • 舞台転換の専門化

  • 安全管理の強化

大道具は“職人の勘”だけでなく、組織として舞台を回す力が求められるようになりました。


2. テレビの時代:スタジオ大道具が生まれる✨

高度経済成長期、テレビが家庭に普及すると、舞台の中心は劇場だけではなく「スタジオ」へも広がります。
バラエティ、音楽番組、ドラマ、公開収録…。
ここで生まれたのが テレビ美術・スタジオ大道具 です✨

テレビの大道具は、舞台とは違う条件がありました。

  • カメラ映えすること

  • セットの組み替えが早いこと⏱️

  • 軽くて安全な素材が求められる

  • 光の当たり方を計算する

  • スタジオ内の導線が重要‍♂️

ここで大道具は、「観客の目」だけでなく「レンズの目」を意識する仕事になりました。
同じ壁でも、カメラでは質感が違って見える。
セットは“映像として成立する空間”を作る技術へと進化していきます✨


3. コンサート・ライブ・イベントの拡大️

1970年代以降、音楽ライブや大型イベントが拡大すると、舞台設営はさらにダイナミックになります。

  • 大型トラス

  • 可動式ステージ

  • 昇降・回転機構

  • 特効(スモーク、火花、炎、紙吹雪)

  • LED・映像演出

  • 屋外フェスの耐風・耐雨設計️️

特にライブでは、短い時間で設営して、終演後に一気に撤去する“スピードと安全”が重要になります⏱️

この時代、大道具・舞台設営は、
舞台美術×建設×運用の総合技術になっていきます️✨


4. 素材革命:木からアルミ、そして樹脂へ➡️⚙️➡️

舞台装置の素材も変化しました。
昔は木材が中心でしたが、軽量化・安全性・耐久性・再利用の観点から、素材は多様化します。

  • アルミフレーム

  • 樹脂・発泡素材

  • FRP

  • スチールパネル

  • 照明・映像と一体化した装置

これにより設営のスピードが上がり、表現の幅も広がりました。
「巨大なのに軽い」「見た目は石なのに持てる」など、舞台ならではの素材魔法が進化したのです✨


5. 2000年代〜現代:映像・配信・LEDの時代✨

現代の舞台は、映像と一体化しています。
LEDスクリーン、プロジェクションマッピング、AR的演出…。
大道具は“物理装置”だけでなく、“映像の受け皿”として設計されるようになりました✨

さらに配信文化が広がると、舞台は「会場の観客」だけでなく「画面の観客」へも届けるものになります。
そのため、現場では次のような要素が重要になります。

  • カメラ位置を想定した設計

  • 反射やモアレ対策✨

  • LEDの重量・電源・熱対策⚡

  • 機材と装置の干渉防止

  • 安全動線の確保

大道具・舞台設営は、テクノロジーと一緒に進化しているのです


6. 変わらない本質:「安全」と「転換」と「感動」

時代が変わっても、大道具・舞台設営の本質は変わりません。

  • 安全に組む

  • 予定通りに転換する

  • 物語や演出を成立させる

  • 観客の心を動かす

舞台は生ものです。
毎回違う条件、違う空気、違う現場。
だからこそ、現場で判断し、チームで支え、舞台を成立させる“職人力”が必要になります✨

そして公演が終わって、拍手が起きたとき。
舞台裏にいる大道具さん・設営さんも、静かに「よし」と思う。
その積み重ねが、今の舞台文化を支えています✨


大道具の歴史は「表現領域の拡大」の歴史➡️➡️️➡️

戦後から現代までをまとめると、大道具・舞台設営業は

  • 劇場の再出発

  • テレビスタジオ大道具の誕生

  • ライブ・イベントの拡大

  • 素材の軽量化と革命

  • 映像・配信と融合する現代舞台

という流れで進化してきました。

舞台は劇場の枠を超え、あらゆる「人が集まる空間」へ広がりました。
その中心にいるのが、大道具・舞台設営業。
**“空間で感動を作る仕事”**として、これからも必要とされ続けます✨

 


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小さな乱れが、現場を変える 割れ窓理論から考えるイベント設営の話

こんにちは、Flapjackの岩崎です。

イベント設営の現場に出ていると、
「今日はなんとなく空気がいいな」と感じる日と、
「今日はちょっと嫌な予感がするな」と思う日があります。

理由をはっきり言葉にできないことも多いですが、
あとから振り返ると、
だいたい最初はすごく小さなところから始まっている気がします。

今日は、
割れ窓理論という考え方をヒントに、
イベント設営の現場について書いてみます。

これもFlapjackの決まりごとというより、
「現場を見直すときの一つの考え方」として読んでもらえたら嬉しいです。


割れ窓理論って、簡単に言うと

割れ窓理論というのは、

小さな乱れやルール違反をそのままにしておくと、
やがて大きな問題につながっていく

という考え方です。

名前はちょっと堅いですが、
現場に置き換えると、正直「あるある」な話だと思います。


イベント設営の現場にある「小さな乱れ」

たとえば、こんなことです。

  • ヘルメットをかぶっていない人が一人いる

  • 安全靴じゃない靴で作業している

  • ケーブルが雑に置かれたまま

  • 工具が床に転がっている

  • 声掛けが少なく、なんとなく静か

一つひとつは、
「まあ大丈夫だろう」と流してしまいがちなことです。

でも、その状態が続くと、
現場の空気が少しずつ変わっていきます。

誰かがルールを守らなくても注意されない。
片付いていなくても、誰も気にしない。

そうなると、
安全よりスピードが優先される空気が生まれやすくなります。


現場の空気は、言葉より行動で決まる

「安全第一でいこう」
「気をつけて作業しよう」

こういう言葉は大事です。
でも正直、それ以上に影響があるのは、
周りがどう動いているかだと思っています。

  • みんなが当たり前にヘルメットをかぶっている

  • 使った工具が自然と元の場所に戻る

  • 「後ろ通ります」の声が普通に飛び交う

こういう現場だと、
初めて入る人も、何も言われなくても同じ動きをします。

逆に、
ちょっとした乱れが放置されている現場では、
新人ほど「これでいいんだ」と思ってしまう。

現場の空気は、
誰か一人が作るものではなく、
全員の行動の積み重ねなんだと感じます。


Flapjackで意識していること

Flapjackでは、
割れ窓理論を掲げているわけではありません。

ただ、
「小さいところを雑にしない」
ということは、ずっと意識しています。

  • ヘルメットをちゃんとかぶる

  • 安全靴を履く

  • 工具は使ったら戻す

  • 通路を塞がない

  • 気づいたら声をかける

特別なことではありません。
でも、忙しいときほど、
この「当たり前」が崩れやすいのも事実です。

だからこそ、
誰かがやっていなかったら、
大げさに注意するのではなく、
自然に声をかけるようにしています。


新しく現場に入る人へ

経験が浅いと、
「これ言っていいのかな」
「出しゃばってないかな」
と迷うこともあると思います。

でも、
「ちょっと危ないかも」と思えた時点で、
それはもう立派な現場感覚です。

割れ窓理論の視点で見ると、
小さな違和感に気づける人が、現場を守ります。

正解かどうかは、その場で確認すればいい。
黙って見過ごすより、ずっといいと思っています。


まとめ

割れ窓理論は、
「厳しく管理しろ」という話ではありません。

むしろ、
小さなことを大事にする現場は、
結果的に安全で、気持ちよく仕事ができる

という話だと思っています。

イベントは一瞬で終わりますが、
その裏側には、たくさんの人の動きがあります。

Flapjackはこれからも、
現場の空気を大切にしながら、
一つひとつのイベントと向き合っていきます。


flapjackのよもやま話~“見えない職人”~

みなさんこんにちは!

株式会社Flapjackの更新担当の中西です!

 

~“見えない職人”~

 

舞台を見て心が震える瞬間。
役者の声、照明、音響、衣装――そのすべてが重なって、物語が立ち上がります。
けれど、その土台にあるのが「大道具(舞台装置)」と「舞台設営」です️

大道具・舞台設営業とは、舞台上の世界を“本当にそこにある”かのように見せるために、装置を作り、運び、組み立て、転換し、撤去する仕事。
そしてこの仕事は、古くから日本の芸能とともに歩んできました。

目立たないけれど、舞台の骨格を作る“見えない職人”。
今回は、日本の大道具・舞台設営業の歴史を、時代の流れとともに振り返ります✨


1. ルーツは「神事」と「祭礼」――仮設の舞台が文化を育てた⛩️

日本の舞台文化の起点は、神社の神事や祭礼にあります。
神に捧げる舞としての「神楽(かぐら)」や、祭りの奉納芸能が各地で発展し、そこでは必ず“舞台に相当する空間”が作られてきました。

当時の舞台は、多くが仮設でした。

  • 板を組んだ簡易な舞台

  • 竹や縄で作る骨組み

  • 幕を張って背景を作る布装置

  • 提灯や松明での照明

今のように劇場が常設されていなくても、人々は場を整え、「ここから先は神聖な物語の世界」という境界を作っていたのです。

つまり大道具の原点は、
“空間を区切り、意味を与える”ことだったと言えます✨


2. 能・狂言の時代――舞台はシンプル、でも装置は奥深い

室町時代に確立されていく「能・狂言」。
能舞台は今も残る形式があり、舞台の作りは極めて特徴的です。

  • 檜舞台

  • 橋掛かり(はしがかり)

  • 背景の松(鏡板)

  • 柱(シテ柱など)

能舞台は基本的に固定装置が多く、派手な転換をしません。
しかし、その分「空間の意味づけ」が重視され、わずかな小道具や背景の象徴性が際立ちます

ここで重要なのは、舞台装置が派手でなくても、
**“舞台の構造そのものが装置である”**という考え方です。

大道具・舞台設営の歴史は、
「装置を増やす歴史」だけでなく、
「空間をどう見せるか」という思想の歴史でもあります✨


3. 江戸時代:歌舞伎の発展が大道具を進化させた

大道具の歴史で大きな転機となるのが、江戸時代の歌舞伎です。
歌舞伎は大衆文化として爆発的に広まり、観客を驚かせる仕掛けが求められました✨

ここで大道具・舞台技術は一気に進化します。

代表的な舞台機構と大道具文化

  • 廻り舞台(まわりぶたい):舞台そのものが回転し場面転換ができる

  • セリ(迫り):床が上下し人物や装置が出入りする⬆️⬇️

  • 花道:客席を突っ切る通路で、登退場を演出

  • 背景画(書割):絵で世界を作る

  • 引抜き・早変わり:衣装や装置が瞬時に変化する✨

  • 宙乗り:ワイヤー等で空を飛ぶように見せる️

これらの仕掛けは、観客に「うわっ!」と言わせるための技術。
つまり大道具の役割は、舞台の裏から観客の感情を動かす“驚きの設計”になったのです

この時代には、舞台裏で働く人々(黒衣や裏方)の役割が重要になり、
「舞台は役者だけでは成り立たない」という構造が明確になっていきました。


4. 「書割」「建て込み」――職人文化としての大道具が育つ

歌舞伎の隆盛とともに、舞台装置の制作は高度化し、職人文化が育ちます。

  • 木工で骨組みを作る

  • 絵師が背景を描く

  • 布や紙で質感を表現する

  • からくりや機構を組み込む⚙️

  • 現場で建て込み・バラシを行う️

ここで大道具は、「工芸」と「工事」と「演出」の融合になりました。
同じ木材でも、観客に“石”に見せる、“城壁”に見せる、“海”に見せる。
素材以上のリアリティを作るのが大道具の世界です

このころから大道具は、単なる背景ではなく、
**“演出を支える存在”**として確立していきます✨


5. 明治〜大正:西洋演劇の流入と劇場文化の変化️

明治以降、日本は急速に近代化し、西洋演劇の要素が入ってきます。
それに伴い、舞台装置も変化します。

  • プロセニアム(額縁舞台)

  • スタジオ的な舞台設計

  • 遠近法を使ったリアル背景

  • ライト(電灯)の導入

  • 大規模劇場の建設️

西洋式の舞台では、より「リアルな空間再現」が求められます。
その結果、大道具は絵だけでなく、立体装置や構造物としての要素が増えていきました️

ここで大道具の仕事は、芸能の裏方から、
より“近代的な舞台技術職”へと変わり始めます。


6. 大道具の歴史は「空間の魔法」の歴史✨

ここまでを振り返ると、大道具・舞台設営業の歴史は

  • 神事・祭礼の仮設舞台⛩️

  • 能の象徴的空間

  • 歌舞伎の機構と驚きの演出

  • 職人文化としての建て込み

  • 西洋劇場の影響でリアル化️

という流れで進化してきました。

大道具は、観客に“物語の世界”を信じさせる仕事。
その歴史は、日本の芸能が生み出してきた「空間の魔法」そのものです✨

 


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ポップアップ 榮田

株式会社Flapjack(フラップジャック)施工課の榮田(サカエダ)です

皆さんはPop upと聞いて、まず何を思い浮かべるでしょうか

調べてみると、ブラウザ上にポンと表示される広告さったり

短期間だけの仮設店舗やイベントスペースなどがまず出て来ます

Pop upの意味は『突然現れる』だそうで、コンサートにおけるそれも

意味にあってるなと思います

 

演者が突然床から登場したり、逆に床に消えて行ったり

そんな演出をする為の機材をポップアップと言います

『ポップアップ コンサート』で検索すると色々と画像が出てきて分かりやすいのですが

基本的に人力で操作する機材です

電動や、油圧式もありますが大道具が携わる場合は必ず手動です

床を下ろして、演者を乗せて、今度は床を押し上げる。簡単に言えばそんな感じです

だいたい2人で操作するのですが何せ人力なので、重かったら人数を増やしたりします

この前は演者さん3名乗せて行ったので、その時は4人で押し上げました

 

ゆっくり登場するシーンよりも曲始まりなどに高く飛んで登場する演出の方が皆さんの印象に残っているかも知れませんね

ゆっくり登場するのを『スライドアップ』高く飛び出すのを『ジャンプアップ』と言います

曲に合わせての登場なので、どちらもカッコイイですが

僕はジャンプアップの方が好きです

人ひとり飛び上がらせるだけの力を出さなければならないので、自ずと気合が入りますよね

4台同時にジャンプアップさせた時は、演者さんも含めて、みんなカウント取ったり

曲中に演者さんを乗せたまま下ろして、四小節後にはその方を飛び上がらせるという演出の時は

曲中なので掛け声やカウント取る声も大きな声になってます

「まもなくだよー!」「うい!」「スタンバイ・・・ゴー!」

なんて男らしい声がステージの下では飛び交ってます(笑)

 

今後、開演中に大道具が携わる演出や、それを行う為の機材などを紹介して行こうと思いますので

ライブ映像を見られる際は、そんな裏方の仕事を思い浮かべて貰えると嬉しいです

 

事務所での仕事

お久しぶりです野本です!!

新年も明けてまだまだ寒い日が続いてますね!

 

さて今回は現場での施工や倉庫での作業以外に事務所での仕事について話をします。

事務所はHPにも記載がありますが千葉県船橋市の船橋駅近くにあります!

事務所での仕事は自社部材製作に対しての規格・図面作成、現場の図面作成、発注や見積もり等の書類作成、社内会議等を行なっております。

 

主に図面作成で使用するソフトはVecterWorks、書類作成ではExcelを使用します。

私も2つのソフトを使用してますが色々な機能がありますがなかなか使いこなすことが難しいです(^^;;

日々勉強することが多いです!!

また社内会議では個人の業務課題、現場での技術向上、工場での品質向上、についての話し合いを行なっております。社員一人一人が普段思うこと感じること経験を意見交換できる場なのでとても勉強になります!

 

日々体を動かして仕事することがほとんどなのでこういった事務所での仕事の日は体が休まります。

 

弊社の仕事・業務のことで知りたいこと、聞きたいことがありましたら是非お問い合わせご連絡よろしくお願いします!!

 

 

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ツアーが始まりました

FJ加藤です。

私は他社員に比べ現場へ出る機会が少ないのですが、
今年に入りとあるツアーがスタートし、数年ぶりにツアー仕事に回っております。

ツアー初会場はまっさらな所から細かい準備も含めてセットを仕込んで、
セットができたらゲネプロ、本番に向けての練習、、
そして本番、本番もやりながら次会場に向けて準備と、
やらなければいけない事がてんこ盛りです。

今回のツアーはセットチェンジが多く、
本番中も見えないところで、多くのスタッフがドタバタしています(笑)

初会場の今回は仕込みから本番まで、これまでに経験したことがないくらいバタバタでした。

しかし、ツアーを回っていく中で、
このキカッケのタイミングはこうしよう、
こうした方が今よりカッコいい演出だよねとか、
そう言った風にみんなで作り上げ、回を重ねるごとにツアーも進化していくのが醍醐味ですね。
頑張って早く上がれたら、各地で飲みにいけますし(笑)

ツアーは始まったばかり。
まだまだ続きますが、千秋楽まで事故怪我なく頑張ります。